ちんどん太鼓 |
日本の伝統パーカッションを木製のフレームに組み上げてある。
大きな太鼓は「平胴太鼓」、小さめの太鼓は「締め太鼓」、そして、金属の鳴り物「当り鉦」。
太鼓を叩くバチと、鉦を叩くバチが異なるため、右手と左手で違うバチを持って演奏する。
明治時代より、太鼓や鉦で宣伝業を行う商売はあったが、ちんどん太鼓としてセットにした鳴り物が現れたのは大正時代(1920年頃)だという。アメリカ生まれのジャズなどで使うドラムセットは1890年ごろだったので、太鼓を並べて一人で叩くという発想は日本がちょっと後発ではある。ただし、歩きながらでも演奏できるとい点では ちんどん太鼓の勝ち。
ちなみに、チンドン屋さんのパレードでは、ちんどん太鼓の他に「ゴロス」という大太鼓や、メロディ担当の「クラリネット」が定番。