2022年8月12日金曜日

ching dong drums

 ちんどん太鼓

ちんどん屋さんのチンドン太鼓(ちんどんだいこ)
ちんどん太鼓
寄席や映画の客寄せや 売り出しの宣伝などで活躍する「ちんどん屋さん」が使うドラムセットである。日本の伝統パーカッションを木製のフレームに組み上げてある。
ストラップで吊り下げて、歩きながらでも演奏可能だ。

♪チンチン・ドンドン・チンドンドン
チンチンは、金属の鳴り物「あたり鉦」。ドンドンは「平胴太鼓」と「締め太鼓
鉦(かね)を叩くバチと太鼓を叩くバチが異なるため、右手と左手で違うバチを持って演奏する。

ちんどん屋(披露目屋、東西屋など地域によっていろいろな呼び名)は、明治時代より、太鼓や鉦で宣伝業を行う商売はあったが、ちんどん太鼓としてセットにした鳴り物がを使いだしたのは大正時代(1920年頃)だという。アメリカ生まれのジャズなどで使い始めたドラムセットは1890年ごろだったので、太鼓や他の打楽器を並べて一人で叩くという発想は日本がちょっと後発ではある。ただし、歩きながらでも演奏できるという点では ちんどん太鼓の勝ちかも。

ちなみに、チンドン屋さんのパレードでは、ちんどん太鼓の他に「ゴロス」という大太鼓や、メロディ担当の「クラリネットやサクソフォン」が定番。