2013年8月24日土曜日

小鼓 と 大鼓

kotsuzumi and otsuzumi
小鼓 と 大鼓
砂時計の形をしたタイコ。いわゆる「つづみ」であるが、これは、インドとか中国とかから伝わって、日本でも何種類かの「つづみ」がある。能などで使われる代表的なのが小鼓と大鼓。

小鼓は小さくて大鼓はでっかい、と思ってしまう・・・が、そうでもない。大きさはほどんど変わらない。ただし、演奏の仕方やチューニングが違う。

小鼓(こつづみ)は、皮を湿っぽくしてある。なので、柔らかい音がする。麻紐でやんわりと結んであり、演奏時にはギュッと締め付けたり緩めたりして音程を調節する。肩の上に載せてたたく。

大鼓(おおつづみ)は、演奏前には火であぶって皮を乾燥させる。麻紐で堅く結んであり、甲高い硬質な音が出る。膝の上に載せてたたく。「おおかわ」とも呼ばれる。