トーキングドラム talking drum |
さて、アフリカのトーキングドラム。これはアンプで増幅するわけではない。アコースティックである。「おしゃべり太鼓」ということで、この太鼓で会話をするのであるが、アンプが無くても遠距離通信が可能である。バトンタッチ形式で数kmもの距離でも情報伝達できるらしい。理論的には、中継がうまくいけばもっともっと遠くに音で情報を送ることができそうだ。
船の汽笛も遠距離通信方法のひとつであるが、音程は一つで音の長さによって意味を読み取る。
トーキングドラムは、長さ・・・つまりリズムだけではなく、音程を変える事ができる。鼓面の両側に渡されたヒモを押さえて絞ることによって音の高さが変わるので、音の高低も通信情報の解釈になっている。