2013年10月27日日曜日

ナグラ

Uighur ethnic instruments : naghra
ナグラ Naghra
ナグラは新疆ウイグル(Xinjiang Uygur)の楽器。
ウイグルは中国ではあるけれども、中国の楽器とはオモムキが違う。太鼓も弦楽器も形や色合いがアラビアンである。実はアラビアンがどんなものかよく分かっていないけれども、なんかアラビアンな感じがする。でもまあ私の頼りない知識ではあるにしても、西洋と東洋のシルクロード交差点とか呼ばれるだけあって、独特の音楽文化があるのは確かだ。

さてこの太鼓。
ナグラは2つ組。時にはもっとたくさんの太鼓を並べてたたく。比較的音程がしっかりとしているようで、複数ならべてメロディを奏でたりもする。
スティック(マレット)でたたき、音程がある太鼓というとティンパニを思い浮かべるだろう。それもそのはず、古くはトルコなど西アジアの軍隊で使われていたナッカーラという太鼓がヨーロッパでティンパニに発展した。このナグラもルーツはナッカーラにあるという。