ベル・ツリー

ベルツリー bell tree

芋虫の標本の様に見えるが楽器である。お椀型の金属ベルを複数並べたパーカッション。

リットーミュージックの音楽事典には、ベルを縦に27個並べてあると記載されていた。左のイラストは確かに27個であるが、数は特別決まっていないようだ。大きさもまちまち。
音程は、ほぼ半音違いで並んでいるがピッチは正確ではない。

チャラチャラ～というか チュルチュル～ というか チリチリリ～ン というか・・・そんな感じでマレットで撫でるようにグリッサンドして鳴らす。ウィンドチャイムのような感じ。楽曲の装飾音なんかで使うとよい。
ティンカー・ベルみたいな妖精が現れた時なんかこの音が似合うのかもしれない。もちろん単音で鳴らしてもいいのだけれど。
スタンドの据え置き型だけでなく、手に持つタイプもある。
元は中東あたりの打楽器だという。