いわゆるタンバリンであるが、タンバリンといえば手軽なパーカッションで、皮なしのものもあって、ともすればオモチャっぽいとも思われてしまう。
しかし、パンデイロはプロの奏者もたくさんいて、フレームドラムなので皮をはってある。音程、音質を変化させながら複雑なリズムを刻むテクニックはオモチャのレベルではない。
小さなシンバル(パンデイロではプラチネーラという)も、こだわった音を出すため材質や作りにこだわりがある。
古くから、スペインのガリシアあたりではパンデイロという名のフレームドラムがあり、正方形をしている。ポルトガルにも似た名前のドラムがある。
ブラジルのパンデイロはこの名称が伝わったのだろう。
ガリシア地方の四角いパンデイロ |