メキシコ辺りから、更に南部の南アメリカにかけて、いわゆるラテン・アメリカ。この楽器で生まれたたり愛用されている打楽器。
もちろん、ラテン音楽で使われる。これがラテン・パーカッション(Latin Percussion)。
とはいえ世界中に広がって、あらゆるジャンルの音楽に使われている。さらに新しい楽器も生まれているので、ラテン・パーカションとはこれだというのが曖昧になってきているようだ。
そんなこんなで、これぞラテン・パーカッションだと決めつける必要もないのだけれど、下のイラストの楽器なんかは代表的なものなんだろうな、と。
ショカーリョ Chocalho
2組~3組の小さなシンバル(ジングル)を複数取り付けたパーカッション。
棒型のものと、アルミニウムなどの金属フレームに取り付けたものがある。
ヴィブラスラップ Vibra Slap
キハーダを参考に作り上げたパーカッション。Vibra-Slap は「LP社」の商品名。
キハーダ Quijada
ロバの顎(あご)を使ったパーカッション。歯がついたままで、その歯が震えてビリビリと音を出す。
カホン Cajon
木の箱。表面板の内部には響き線が張られており、ザクザクという音が出る。
また、叩く位置とかミュートを加えることによって低音から高音まで様々の音を出すことができる。
クイーカ Cuica
太鼓の内部に組み込まれた棒をこすることで、キュキュキュッという音がでる。
体の音を聴くと決して心地よい音とはいえないかも。アンサンブルの中に取り入れると、独特な効果を出す。
マラカス Maracas
マラカという木の実で作られたのが始まりだという。通常2個以上で使うので最後に複数としての「S」が付いている。
ラテン・パーカッションの中でも ドラムについては こちら
を見てください。