2021年3月11日木曜日

割れ目木鼓 (われめもっこ)

割れ目木鼓なんて楽器は聞きなれない言葉。木をくりぬいて中を空洞にしたパーカッションだ。木鼓という名前なので「木」なんだけれども、木ではないものもある。

イラストの様に、太い丸太から作るものもあれば、手で持てるくらいのものもある。仏具の木魚もこの仲間である。

割れ目木鼓 (われめもっこ)

中をくりぬく際、穴を細長いスリット(割れ目)にすることが多いため、「スリットドラム」と言うほうが一般的な呼び名。日本語としては「割れ目木鼓」の名があるのでこの名前を紹介した ....「われめもっこり」などと言い間違いをしてしまうと、おかしなことになってしまうので要注意だ。

スリットドラム



また、楽器の構造や機能が異なるが音程を出せるものもスリットドラムと呼ばれる。
音階の出るトングドラム Tongue Drum
このタイプのスリットドラムは、薄い板状の部分が震えることが音源となっている。音程がはっきりしていて音階としての演奏ができる。舌状の板が音源なのでトングドラム Tongue Drum とも呼ばれる。