2022年2月3日木曜日

インドネシアの竹琴

 カルン Calung

カルンは、インドネシアの伝統的民族楽器。
竹筒を複数並べた打楽器で、スンダ、バリなどの音楽で使用されている。

竹筒は、叩いた時に希望する音程(ピッチ)が出るように、長さを整え、部分的に切り取って微調整されている。
竹管を鍵盤として紐で繋いでセットにしてある。手に持てるように組上げたり、立てた棒にぶら下げたり、また、フレームに組み込んで据え置き型としているものがある。

カルンの伝統は、インドネシア教育文化省によってインドネシアの国家無形文化遺産として認められているという。

手に持って叩くカルン
手に持ってたたくカルン



ぶら下げて叩くカルン
ぶら下げてたたくカルン



据え置き型のカルン
据え置き型のカルン

太鼓焼きのアンサシ

カルンの竹、一本を見ると、太鼓焼きの餡子(あんこ)を思い浮かべるんですよ。
私が子供のころ、すぐ近くに今川焼(私の地域では太鼓焼きと呼んでいた)を作っている店があった。鉄板で焼いている時、オジサンが餡子をそれぞれ分けてのせる時に使っていた道具。
調べてみると、この餡子用道具は「アンサシ」という名前だという。カルンの竹は一部分を切り取ってあって、このアンサシに似てるんだよなあ。